東京都日野市にて、夜間訓練中に川へ転落した女性を発見し、迅速な救助活動を行った消防団員5人に対し、東京消防庁から消防総監感謝状が贈呈されました。日頃の実践的な訓練が生かされた今回の対応に、感謝とねぎらいの声が寄せられています。
夜間訓練中に発生した転落事故と迅速な発見
事故が発生したのは、5月23日の午後9時過ぎのことです。日野市消防団第5分団に所属する宮本直正さん、土方祐也さん、武田良さん、掛川剛さん、藤田英順さんの5人は、現場近くで訓練を実施していました。
その際、市内の橋から女性が川に転落する事故が発生。水深は約30センチほどでしたが、転落した女性は負傷により自力で動けない状態に陥っていました。夜間で視界が悪い中、訓練中だった5人は異変に気付き、速やかに現場へ駆け付けました。
チームワークによる安全な搬送
団員5人は状況を把握すると、持参していた担架などを用いて、女性を安全な場所まで速やかに搬送しました。視界の悪さに加え、足場の不安定な川場での作業という困難な状況下でありながら、適切な連携により二次被害を防ぎつつ安全に救助を行いました。
この功績を称え、7月27日に東京消防庁より消防総監感謝状が贈られました。日野消防署の佐々木愛郎署長は、「夜で視界も悪く、陸上での活動よりも何倍も困難になる中での活動を勇敢に行ってくれた」と団員たちの行動をねぎらいました。
日頃の備えと地域を守る消防団の役割
表表彰を受けた宮本さんは、「急なことで驚いたが、普段の訓練を生かすことができて良かった。実践的な訓練を重ねたい」と振り返り、今後の活動への意欲を示しています。
消防団とは、普段は本業を持ちながら、地域の安全を守るために緊急時に駆けつける地域住民による防災組織(非常勤の消防団員)です。彼らの日頃の地道な訓練が、緊急時における確実で迅速な行動へとつながりました。地域の防災力を支える存在の頼もしさを改めて実感させる出来事となりました。
【参照・出典】
本記事は、東京新聞(2026年7月29日掲載報道)および公的な広報発表の事実情報をもとに、当メディアにて再構成・執筆したものです。


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