電子マネー購入の違和感に気づき防ぐ コンビニ店員に感謝状 鳥取

地域
※画像はAIで作成したイメージです / Image generated with AI for illustrative purposes.

鳥取県のコンビニエンスストアにて、電子マネーを購入しようとした高齢男性の不審な挙動に気づき、架空請求詐欺の被害を未然に防いだとして、琴浦大山警察署はローソン琴浦丸尾店従業員の江崎さんに感謝状を贈呈しました。日頃からの「丁寧な声かけ」が、地域の防犯に大きく貢献した事例となりました。

連日の電子マネー購入に違和感

事案が発生したのは2日午後3時半ごろ。店舗を訪れた70代の男性客が、1万5千円分の電子マネー「ビットキャッシュ」の購入を求めました。

対応した従業員の江崎さんは、この男性客が前日にも同様の電子マネーを購入しようとしていたことを覚えており、不審に思って声をかけました。

「宝くじの当せん金」の説明に違和感

男性客に詳しい事情を尋ねたところ、「宝くじの当せん金を受け取るため」などと説明したため、江崎さんは架空請求詐欺の可能性が高いと判断。「詐欺の可能性があります」と男性客に説明し、購入を踏みとどまるよう説得を試みました。

男性客は納得しないまま一度退店したものの、江崎さんは事件性を危惧して速やかに警察へ通報。警察の対応により、被害は未然に防がれました。

琴浦大山署から感謝状を贈呈

7月27日、琴浦大山警察署にて感謝状の贈呈式が行われました。中嶋信介署長は「詐欺を未然に防げて良かった。協力に感謝する」と感謝の言葉を述べ、江崎さんに感謝状を手渡しました。

感謝状を受け取った江崎さんは、「お年寄りの方が電子マネーを買う時は、声をかけるようにしている。丁寧な声かけを今後も続けていきたい」と振り返り、今後の防犯への意欲を語りました。

地域における「丁寧な声かけ」の重要性

今回の事例は、店舗スタッフによる日頃の観察力と、顧客に対する自発的で丁寧なコミュニケーションが詐欺防止の大きな力となることを示しています。

電子マネーを用いた架空請求詐欺は、言葉巧みに高齢者などを誘導する手口が目立ちます。店舗窓口やレジでの一声が、思い込みや焦りの中にいる被害者を救う防波堤となっています。地域社会全体で不審な手続きに目を配り、声をかけ合う姿勢が今一層求められています。

【不審な勧誘や詐欺の疑いを感じたら】

今まさに被害に遭いそう・振り込んでしまった場合(緊急): #110(警察)
怪しい広告や不審なお金の要求に迷った場合: #9110(警察相談専用電話)
詐欺・消費者トラブルについての相談: #188(消費者ホットライン)またはお近くの金融機関窓口へ

【家族や周りの方が違和感を覚えたら】

目の前で振込しようとしている・説得を聞き入れない場合(緊急): #110(警察)
家族や知人の様子がおかしい・詐欺の疑いがある場合: #9110(警察相談専用電話)
高齢者の見守りや不審な勧誘についての相談: 各自治体の「地域包括支援センター」または最寄りの交番・警察署へ

【参照・出典】
本記事は、日本海新聞(2026年7月29日掲載報道)および公的な広報発表の事実情報をもとに、当メディアにて再構成・執筆したものです。

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