「給付金」詐欺を防ぐ 振込限度額の異変に気づいた郵便局員に感謝状 福岡

福岡市
※画像はAIで作成したイメージです / Image generated with AI for illustrative purposes.

違和感を見逃さず被害を阻止 郵便局員に警察から感謝状

SNS上の嘘の広告をきっかけとした特殊詐欺被害を未然に防いだとして、福岡県城南警察署は、福岡金山団地郵便局の後藤理一朗課長へ感謝状を贈呈しました。

窓口での対話を通じて不審な点にいち早く気づき、警察へ通報した迅速な対応が、高齢男性の貴重な財産を守ることにつながりました。

「お金をもらうのになぜ限度額を上げるのか」

事件を防ぐきっかけとなったのは、7月に訪れた67歳の男性からの相談でした。男性は「ATMの振り込み限度額を200万円まで引き上げたい」と窓口で申し出ました。

事情を聞いた後藤さんは、男性が「給付金がもらえる」というSNSの広告をきっかけに口座の新設を指示され、口座情報を騙し取られそうになっている状況を察知しました。

業務中の気づきと判断

対応にあたった後藤さんは、次のように振り返っています。

「お金をもらう分には上限額を上げなくても大丈夫なのに、上げているのはおかしいと、そこから不思議だなと思って警察に連絡させていただきました」

「受給のために振込上限を上げる必要はない」という金融実務上の矛盾に気づいたことが、被害の未然防止へと結びつきました。

相次ぐ「ニセ電話詐欺」被害と今後の注意点

福岡県内では、SNSや電話を発端とした「ニセ電話詐欺」の被害が後を絶ちません。警察の発表によると、今年6月末時点における県内の被害総額は60億4570万円に達しており、前年同期と比較しても増加傾向にあります。

警察は、SNS上で展開される「必ず儲かる」「給付金が受け取れる」といったうまい話や広告に対して安易に応じないよう、注意を呼びかけています。不審な勧誘や手続きを求められた場合は、一人で判断せず、最寄りの警察署や家族、金融機関の窓口へ相談することが大切です。

【不審な勧誘や詐欺の疑いを感じたら】

今まさに被害に遭いそう・振り込んでしまった場合(緊急): #110(警察)
怪しい広告や不審なお金の要求に迷った場合: #9110(警察相談専用電話)
詐欺・消費者トラブルについての相談: #188(消費者ホットライン)またはお近くの金融機関窓口へ

【家族や周りの方が違和感を覚えたら】

目の前で振込しようとしている・説得を聞き入れない場合(緊急): #110(警察)
家族や知人の様子がおかしい・詐欺の疑いがある場合: #9110(警察相談専用電話)
高齢者の見守りや不審な勧誘についての相談: 各自治体の「地域包括支援センター」または最寄りの交番・警察署へ

【参照・出典】
本記事は、RKB毎日放送(2026年7月28日掲載報道)および公的な広報発表の事実情報をもとに、当メディアにて再構成・執筆したものです。

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